top of page
戸賀敬城オフィシャルサイト トガナリ。「戸賀なりの毎日」
戸賀敬城オフィシャルサイト トガナリ。「戸賀なりの毎日」

戸賀敬城の「イマ」を垣間見れるサイト。「トガナリ。」

エルメスの「サックアデペッシュ」

SPECIAL > 

HOME > 

エルメスのサックアデペッシュ

20歳、30歳と、年齢的な節目には、特別大きな買い物をしてモチベーションを上げるのが、戸賀の仕事術だったりして。お恥ずかしながら、そういう願掛け的なことを信じるタイプです(笑)。
お察しの通り、この「サックアデペッシュ」は40歳に買いました。当時のことは強烈に覚えていて、ちょうど雑誌『Men’s CLUB』の10代目編集長に就任した年でもあったし、広告の見直しを!と腕をブンブン振り回していた頃、さらにリーマンショックがあったとき。消費者のお財布事情が劇的に変わる一方で、「ラグジュアリー」と書かれた旗を掲げながら先頭を切って走らなければという状況が続いて、毎日胃がきりきりしていたものです。未来の広告出稿を狙って、外資のクルマを取り上げたり、高級時計のページを拡大したり…。Webサイトもすぐに立ち上げて、デジタルの領域にも踏み込みました。

エルメスのサックアデペッシュ
エルメスのサックアデペッシュ

とにかく気に入ったのが、この色。なりふり構わず、というワケでもないけれど社内外で戦って(ときに怒られて)だった僕にとって“血の色”だと直感的に思いました。
普通なら、黒とか焦げ茶を買ったほうが長持ちするのだろうけど、メンクラの立て直しと共に「ウィズモード」の感覚も芽生えてきた時分。きもち“墨(黒)”が入ったこのレッドがドンピシャリだった、というワケです。昼夜で印象が変わるけど、いつ見てもどこかスタイリッシュでミステリアス。なんともエロいでしょう? すごく気に入っていて、はじめて買ったフェラーリの内装も、この墨レッドにしたくらいです。

願掛け的なお買い物だったこともあり特別な日に持つラッキーアイテムとして、ちゃんとしたスーツにハズしで持つことが多いかも。目標は常に高く、ないものねだり、ワガママの戸賀はいつまでたっても願を掛けたいお年頃(笑)。死ぬまで使おうと思っています。

ワガママな僕の願掛け

エルメスの「サックアデペッシュ」

戸賀の愛着

ながらくメンズファッションシーンに身を置く戸賀による、自腹を切って買った『私的名品目録』を認めて参ります。とはいえ、様々な媒体で語られているような、客観的なアイテム紹介をするつもりは毛頭ありません。完全主観の“徒然なるままに”スタイルで、戸賀にとってのお気に入りポイントやエピソードを盛り込んだ“愛着”の深掘りができればと思っております。

bottom of page